ブログ内容
・プロフィール
・クラブセッティング(概要)
・ショット貢献度
・ドライバー飛距離
・ドライバー打撃条件
・平均スコア
・バーディー率
・パーオン率
・平均パット数
・最新クラブセッティング
(GolfWeek出典)
マットクーチャー
(Matt Kuchar)
出身 USA
身長 193cm
体重 88kg
世界ランキング17位
賞金ランキング40位
$1,190,106
WGCはあと一歩の所で逃してしまったが、2019年は2勝をあげ安定した成績を残している。
20年度は優勝はないものの、Top25以内に入る確率は非常に高く、不安定さは全く見当たらない。
アンカリング規制対策として「アームロック式」を取り入れて以降は、パッティングの数字も大きく向上した。
年齢的にも40歳を迎え、シャフトも軽量タイプのものに変え、少しでも現状を維持しようと頑張っている。
飛距離や精度が落ちてくる前に、メジャーを取りたいだろう。
クラブセッティング
クーチャーはグリーン周りのプレーを得意としており、パターとウェッジにはこだわりを持っている。
パターが中尺であり、シャフトを左腕に絡ませる「アームロック式」と呼ばれるストロークを取り入れている。
その為、アームロック専用の特注タイプのパターを使用しており、スタッツを向上に大きく貢献している。
パッティングの苦手な方は、中尺パターにトライしてみてもいいだろう。
クーチャーの使用パター↓
また、ウエッジに関してもロフト毎にメーカー3種類で分けている。
今年は少しでもスピン性能を向上させる為に、テーラーメイドのモデルを取り入れた。
ショットの貢献度
グラフが上に伸びるほど、スコアが良い。
マットクーチャーはゴルフ総合力が高く、苦手なショットがないのが特徴的だ。
特にグリーン周りのショートゲームとパッティングを得意としており、玄人好みのゴルフスタイルをしている。
ミスの少ないゴルフをする事で、ベテランになった今でも上位に居続ける事ができるのだ。
ティーショットのスコア相対的に良くないのは、PGAツアーのティーショットレベルが格段と上がっているからである。
平均で289ヤード飛ばすクーチャーのドライバーでは、平均的に300ヤードを飛ばすPGAツアーでは物足りないのだ。
平均スコア
2020年度 70.23YY
(25位)
↑
2019年度 69.91Y
(14位)
平均スコアが70であり、PGAツアーの中でも上位レベルで安定している。
約70%以上の確率でTOP25に入っており、30%の確率でTOP10に入る事が出来ている。
優勝争いには平均で69台のスコアを出す必要がある為、あと一息という所で優勝を逃している。
2019年に優勝したソニーオープンやマヤコバクラシックではパーオン率が80%を超えていた。
パターの名手だけに、どれだけグリーンを捉えらるかが優勝を握る鍵なのだろう。
飛距離ランキング
2020年度 282.7Y
(215位)
↑
2019年度 289.5Y
(135位)
平均飛距離は289ヤードとPGAツアーの中では物足りなく感じる。
トーナメントによっては平均飛距離310ヤードを超えるコースもあり、身体が大きいだけに実は飛ばすポテンシャルは十分にあるのだ。
フェアウェイキープ率が67%と非常に高く維持しており、攻めと守りをドライバーでも使い分けている。
「飛ばせるがあえて飛ばさない」がクーチャーのドライバーショットなのだ。
ショットとパットのデータが非常に高く、2打目以降を常に考えているのがよくわかる。
パーオン率
2020年度 67.26%
(104位)
↑
2019年度 69.38%
(20位)
グリーンを捉える確率を見てみると、ミドルアイアン以下の距離で非常に高い数字を叩き出している。
このデータからもクーチャーならでは安定感の高さが分かる。
セカンドショット以降はピンに寄せるよりもグリーンに乗せる事を重視してショット打っている。
パッティングに非常に自信を持っているから、無理をする必要がないと考えているからだ。
175ヤード以上の長い距離はあまり良くない為、パー3やパー5でのスコアメイクが鍵になるだろう。
バーディー数
2020年度 4.00
(42位)
↑
2019年度 4.01
(35位)
平均バーディー数が4.0とPGAツアーの中でも上位25名には入ってくる。 しかし、彼の凄いところは、ボギー率が平均よりも3%も低くなっている事だ。
これまで述べてきたような、安定感重視のマネジメントが怪我の少ないゴルフに繋がっている。
バーディー数がそれほどでなくても、ボギーが少なくなればスコアは必然的に良くなるのだ。
また、ゴルフのリズムが崩れにくくなる事で、焦らずに集中する事ができる。
その結果がバーディー率の高さに繋がっているのだろう。
シーズンを通じて高いパフォーマンスを保つ事ができるのも利点だ。
平均パット数
2020年度 1.73
(33位)
↑
2019年度 1.74
(54位)
マットクーチャーのパッティングの上手さは、3パット率のデータからわかるだろう。
PGAツアー平均の半分にまで抑える事が出来ている。
高いパーオン率に加えて、3パットも少ないとなればボギーも減るわけだ。
PGAツアーでも彼のパッティングスタイルである、「アームロック方式」が流行ってきている。
これだけのスタッツの高さをみると、今後は彼を真似た選手が増えていくだろう。
クラブセッティング(2020年)
ドライバー
ブリヂストンツアーB JGR
(9.5度)
シャフト: フジクラATMOSブラック
(TS6-S)
3ウッド
テーラーメイド M6
(ロフト14度)
シャフト:フジクラスピーダー
(エボリューション757X)
UT
ブリヂストンツアーB XD-H
(ロフト18度)
シャフト:フジクラスピーダー
(HB8.8TS-X)
ピンゴルフアンサー
(ロフト20度)
シャフト:フジクラスピーダー
(HB8.8TS-X)
アイアン
ブリヂストンゴルフJ15CB
(5番-PW)
シャフト:ダイナミックゴールド105
(S300)
ウェッジ
ブリヂストンゴルフJ40フォージド
(52度)
クリーブランド RTX-3
(56度)
テーラーメイド ミルグラインド
(60度)
パター
(アームロックDASS)
ボール
ブリヂストン
ツアーB X
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